「サンタが100人やってきた!2012」プロジェクト最終レポート 3/3

 明けて12月23日(日)早朝、夜通し走り続けたサンタバスは、ついに遠野に到着しました。

 遠野市浄化センターの遠野まごころネット本部(当時)には、日本全国からサンタクロースが大集結!沿岸の各方面に別れてバスに分乗し、いよいよ現地に向かいます。

 関西バスツアー組は現地でも一緒の行動となりました。

 上のアルバムに納められた写真は、全て関西バスツアー参加メンバーが撮影したものです。写真を御提供頂いた皆さんありがとうございます。

 

 まご関メンバー・Bさんからは当日の様子もお寄せ頂きました。

2012年12月23日~24日 

      岩手の被災地に、たくさんの「赤い花」が咲いた。

全国から集まった「赤いサンタ花」。

  若い花、高齢の花。  雄花、雌花。   

    一体 何輪の花が集まったのか?

遠野まごころネットの前庭は一面の花畑となった。真っ赤に染まった花畑。


それぞれが、数ケ月前から全国各地でバザーや街頭カンパを行い、「絆の花」を咲かせる準備をし、1千万円以上のカンパを集めた。

 

そのカンパで被災地の商店からクリスマスプレゼント用のお菓子を買い求め、多くのスタッフさんが寒さに震えながらギフトの袋詰めを行ってくれた。

その数 約2万袋。

早朝、いくつもの班に分かれ、クリスマスプレゼントをバスに詰め込み陸前高田や大槌等の被災地へ。


隊長さんの指揮の下、仮設住宅を廻って、各戸の戸をノックして声を掛け、各戸にお住まいの人数分のプレゼントを手渡しして行く。

 

子供がいる。お母さん、お父さんがいる。おばあさん、おじいさんがいる。

「メリークリスマス!」の呼びかけにみなさん驚いた顔。そして満面の笑顔。

「ありがとう」の言葉。

 

「どこから来てくれたの?」

「大阪からです」

「ほんとに遠いとこからありがとう」


こんなに喜んでもらえるなんて。 とこちらも感激!   

24日には朝から雪も積もって、文字通りの『ホワイトクリスマス』


雪景色の中の赤い花の色は、被災者の皆さんからの暖かい言葉、感謝の言葉を頂いて更に鮮やかに。

 

笑顔が笑顔を呼ぶ。


仮設も幾度となく訪問したが、こんなに笑顔の溢れる活動は他には無い。


活動が終了し、全国から集まった「赤い花々」と言葉を言い交わす。


「来年も又遠野で会いましょう!」
大輪の花が咲いた2日間だった。

 

 こうして翌12月25日(火)、関西サンタチーム、無事帰阪しました!

 みんなもう1回往復出来そうなくらい元気いっぱいでした!

 お疲れ様でした!

 

         >>エピローグ

 

★当日の現地の様子は遠野まごころネット公式HPでもご覧頂けます。

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