繋げよう!次世代へ~きの校と岩手が繋がる日~

 季節を少しさかのぼって、今年の2月上旬に開催された「繋げよう!次世代へ~きの校と岩手が繋がる日~」の当日のレポートです。

大槌たすけあいセンターの様子。スカイプでつながった画面に大阪サイド"きの校"のメンバーが映っています。

【岩手⇔和歌山の若者たちの交流】


 2/7(土)、遠野まごころネット関西同窓会有志のみなさまが、和歌山県橋本市にある”きのくに国際専修学校”のみなさんと、岩手県沿岸の高校生を繋ぐ緊急企画「3.11東日本大震災から学ぶ 繋げよう!次世代へ~きの校と岩手が繋がる日~」を開催されました。

 大槌たすけあいセンターから届けられる岩手沿岸で懸命に過ごしている高校生たちの声に、きのくに国際専修学校の生徒さん・参加されたボランティアのみなさんも、刺激をうけられたようでした。

遠野まごころネットFacebookページより

 ”きの校” きのくに国際高等専修学校(和歌山県橋本市)の生徒有志は東日本大震災後、何度も現地を訪れ、被災地支援活動に取り組んできました。また自主的に識者を招いて特別授業を開催するなど、積極的に学んでいます。

 そんな生徒さんたちから関西同窓会の下間さんに、震災からもうすぐ5年目を迎えるにあたり、被災地の現状や、これから自分達に出来ること、いろいろ聞かせて欲しいとの相談が寄せられたのが今回のイベントのきっかけでした。

 それならば、きの校と岩手の高校生諸君、いっそのこと直接お話して貰っちゃったらどうだろうか!?ということで、スカイプで大槌町の大槌たすけあいセンターと大阪市内某所に設けた会場を結んじゃいました。

 当日はまずは朝からみんなで「まめぶ汁」とおにぎりを作って腹ごしらえをしました。そして午後からはいよいよ大槌とのスカイプ対談です。
 きの校の皆さんは事前に打ち合わせやミーティングをして質問などもまとめてこられていた様子・・・でも、やはり最初は初対面で緊張もあったのか、ちょっとぎこちない感じ。でもそこは大槌側の皆さんも同じだったかも?大槌側のコーディネートをして下さった阿部さん、大阪側は下間さんのフォローもあって徐々にエンジンがかかってきたって感じでした。

 終盤、通信が不安定になってしまい音声だけでのやりとりになってしまったりもしましたが、スカイプ対談はひとまず無事に終了!

 ちょっと休憩を挟んで、後半は在阪のボランティア、猪口さん・樋口さんのお話しも伺いました。関西らしく笑いも交えながらのお話となりましたが、皆さんとても真剣なまなざしで聞いて下さっていました。

 震災から丸4年が経って、風化というか、世間の関心が急速に薄くなっていっているのも現実ですが、遠く関西でも、こんな風に若い人たちが自発的に動き出そうとしてくれているのは頼もしい限りですね!
 私たちまご関も、こんな気持ちをもった人たちの背中を押せるような活動をこれからも続けていけたら良いなぁ、なんて思いました^^