「3.11 from KANSAI ~いま、ともに~」まとめ

 去る3月9日(日)に大阪は梅田スカイビルで開催されました「3.11 from KANSAI ~いま、ともに~」の当日レポートです。なにはともあれ公開が大幅に遅くなってしまったことを、まずお詫び申し上げる次第ですm(__)m

 今年は、まずなんと言っても、2012年の初回から3回目にして初めて終日好天に恵まれたということに触れないわけにはいきません。特に暴風雨に見舞われた昨年の第2回のことを思うと、夢のようによく晴れた一日でした。

 そのおかげもあってか、来場者数も過去最高となったそうです。それに天気のことはさておいても、関西でもまだまだたくさんの方が今の東北に心を寄せて下さっていることが感じられて心強かったです。

< この際、舞台裏のことなども少しご紹介 >

 3回目とはいえ、企画は毎年違うので、やはり事前準備は大変なのです。

固くて冷たい蛍光灯の光を柔らかにしたいのですが…

 今年、特に「岩手のお母さん家」は、屋内の店舗スペースをお借りしてのイベントで、岩手県釜石市からお招きしたお母さんお二人にリラックスしてお話しして頂けるよう、照明や内装にも出来る限りの工夫を凝らしました。

 前日の土曜日から、まご関の男性メンバー中心に作業しました。会場の雰囲気が柔らかくなるよう、窓に模造紙を貼ったり、蛍光灯に色セロファンを貼ったり…

 また、募集チラシのデザイン・印刷の手配や、このHPでの告知、ラジオでのPR、メールや電話での申し込みの受付…などなど、手分けはしても当日まではなんやかんやとバタバタです。

当日の会場の様子です。前日の作業の成果が出ています!

 でも、おかげさまで当日は3回の開催が全て満員御礼、大人子供合わせて約100人の皆さんにご来場頂けました。

 震災当時の映像の上映、岩手のお母さんズ、佐々木さん・越田さんのお話と刺し子の実演、途中、震災関連の手記の朗読も織り交ぜ、あっという間におしまいの時間になってしまいます。

最年少まご関メンバー!?可愛いお給仕さんです。

 手記の朗読はプロのナレーターの方に手弁当で参加して頂いたほか、高校生のメンバー二人にも挑戦して頂きました。

 また「お茶っこ」には、今やまご関の定番メニュー(?)となった「まめぶ汁」と、お母さんズおススメの岩手のお漬物をお出ししました。可愛いお給仕さんも大好評!でした。

< 屋外会場も大盛況!まめぶ汁&物販ブース・てしごとマルシェ>

 屋外メイン会場もたくさんの来場者で賑わいました。

 まご関は「まめぶ汁&物販ブース」を出店しました。関西の人気店と東北の食材がコラボした今年の目玉企画「関西と東北をつなぐ青空レストラン」に、岩手のお母さん直伝の味で真っ向勝負を挑みました。

まめぶ汁&物販ブースの様子

 まめぶ汁は食べたことがないというお客様にも「美味しい」と好評で、作り方を尋ねられる場面もありました。行列も出来たほどで、お昼過ぎ頃には早々に完売!となってしまいました。

 

 また、3年連続の出店となりました「東北てしごとマルシェ」にも、たくさんの皆さんにお立ち寄り頂きました。

「東北てしごとマルシェ」の様子

 物産も手仕事品も、「復興支援」の看板が無くても商品のクオリティだけで目を引く・手に取ってもらえるアイテムが増えて来たと感じます。

 でもそれは裏返せば「支援を必要とする状況が長期化している」ということでもあるわけで、やっぱり「3.11 from KANSAI」のようなイベントは続けていきたいなと改めて思いました。

< ~キャンドルナイト~今年も皆で祈りました>

 全てのイベントが終わり撤収作業を済ませてからは、今年もキャンドルナイトでの追悼の場を設けました。まご関メンバーだけでなく、他の参加団体の皆さんやご来場頂いたお客様にも大勢参加して頂きました。

 年に一度、追悼の気持ちと、「忘れない」という気持ちを新たにする大切な場です。

 これでまた新しい一年が始まります。

 なお、末筆ではございますが、ご協賛・ご協力頂きました「生活協同組合おおさかパルコープ」様、「有限会社 スタジオマックス」様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。