遠野祭り見物・大槌町での側溝清掃

 9月の三連休、「遠野まごころネット」でのボランティア活動に参加して来ました。


<9/15(土)移動日>

 今回は休みの調整が付かず、カレンダー通りの三連休のみ=現地での活動は日曜一日のみ。

 その分、いつもより早めに遠野に着けるように大阪を始発の新幹線で出立し、お昼過ぎには浄化センターにチェックイン。

日中から神輿と山車が練り歩いていました。

 遠野は折しも「遠野まつり」の真っ最中で、町中あちこちに神輿や山車が出ていて、まさにおまつり一色。
 夜、前回7月に一緒に活動した人と飲む約束をしていたのだけど、21時まで祭りの手伝いから抜けられないとのことで、誘われるがまま彼の持ち場に出向き手伝い兼話し相手になる。音響ブースに陣取って鹿踊りや神楽、お囃子など、さまざまな伝統芸能を間近で観賞。思いがけずおまつりを満喫してしまった。
 こちらも7月にお会いして「まご関」メンバーにお誘いしたムライさんとも再会。

<9/16(日)活動日>

 朝から好天。神奈川・静岡の方々、それに方々の大学のグループなどを含めて、総勢140~150名くらいの参加者数だったと思う。


 今日は大槌町大ヶ口での側溝の清掃作業に参加。

 旧大槌中学校を過ぎてもう少し山の方に行った辺り、かつては町営住宅のあった一角に一軒だけ残ったお宅の裏手の側溝、全長100メートルはあったろうと思う。一般参加者と神奈川の某大学のチーム約20名、合わせて30名弱くらいで分散して作業にあたる。


 なんとなくスコップ担当にあぶれたので、専ら土のう袋持ち&運搬係。

 一年半、全く手付かずだったそうで、真っ黒いヘドロに混じって茶碗や衣服なども出て来る。未だにこんな現場があるというのも一つの現実。
 10時スタートで昼休憩1時間挟んで14時半まで。最後に全員でリレーして土のうを一カ所に集積した。炎天下、水気をたっぷり含んで重い土のうを運ぶのはやはり重労働で、最後にはすっかり腕が張ってしまい土のう袋の持ち手が握れなくなってしまったくらいだったが、それだけに一仕事したなぁという感じは味わえた。


 学生諸君も大いに感じるところがあったようで、帰りのバス車中で回覧される乗車名簿の裏の感想欄、彼等のコメントでおおかた埋まってしまっていた。

 

<ちなみにこの日の活動、まごころネット本部のHPでも紹介されました。>

「大槌町大ヶ口で側溝の清掃。400袋もの土嚢袋がいっぱいに!」

 

とりあえず生っ!

 全体ミーティングで「まご関」をアピってから、18時過ぎに浄化センターをチェックアウト。
 盛岡まで出て常宿にチェックインすると21時前。それから例の如く開運橋近くの居酒屋「沢内甚句」で一人慰労会。宮古産の新秋刀魚の塩焼きで東北の地酒を呑る。

 このお店では日本酒をグラスで頼むと、なみなみ一杯どころか桝(もっきり)からも溢れるほどたっぷり注いでくれるのでどうしても飲み過ぎになってしまうので嬉しい。突き出しの「ビールの漬物」も楽しみ。

 

<9/17(月・祝)移動日/新幹線で帰阪>

 ダイヤの乱れもなくスムーズに帰阪。荷物の片付け・洗濯など。

 

 昨年、床下の泥出しに伺ったお宅の前を今回たまたま通りかかった。

 

 「修復して住み続けます」との家主さんのお言葉通り、壁も綺麗に塗り直され、

 庭も丹精されていて、ちゃんと住まわれている様子がうかがえた。

 実際に現地に暮らしている人には、我々余所者の目には見えないいろいろな

 不便も苦労もあることだろうけれど、少なくとも元の住処を取り戻すお手伝い、

 このお宅では確かに出来た!…と、思って良いらしかった。嬉しかった。

 

 以上、日陰こそ涼しかったけど、とにかく暑かった!今回の現地活動ダイジェストでした。

 

                                   <マルヤマ>